2018年10月~12月よかった新譜
1Q、2Q、3Qに続いて4Qベスト記事です。
先に年間ベストアルバム決めたのでそこから漏れた5枚選びました。
■Chara「Baby Bump」
Charaって「世界」、「Crazy For You」歌っていた辺りで止まっていたんですけど、久々にタイトルトラックはYaejiと共振するようなハウスだし、他の曲もTENDREやmabunnaなど旬の人たちが関わっているからかすごい今っぽい。今っぽいといっても元々CharaってソウルやR&B畑出身のシンガーなんで時代に対してフィットしただけかも。
■Hater「Siesta」
今年のベスト・アートワークの1つ。アンニュイなムードが充満したソフトロックアルバムですが、なにより1曲目のインディー・ロック・ワルツにやられた。Alvvaysの2ndが好きだった方へ。
■Jun Kamoda「Jun Kamoda」
イルリメこと鴨田潤氏が本名でBlack Acreからリリースした1stアルバム。イルリメは全然通っておらず(((さらうんど)))で触れていたくらいなのですが、ラップが入っているのは1曲目だけなのがどうでもよくなったくらい、とにかくテンション高い輪郭のしっかりしたハウス群。秋にリリースされたアルバムだけどこれは夏に聴くまで判断を保留にしたい。
■崎山蒼志「いつかみた国」
今年のベスト・ギター・アルバム。粘り気の強い声は他にない個性だけど7曲続くと平坦に感じてクドい気もするが、ギターの複雑な動きは弾き語りにも関わらず明らかに今まで味わったことないものであり、新時代感ある。「形のない乗り物で」はアコギ1本でビートミュージックみたいに動くし。
波多野裕文氏がインタビューで
日本の音楽シーンがガラパゴスという形容で語られるときのトーンがいまいち僕は理解できていないのですが、なんならもっとガラパゴス化した方が面白いんじゃないか?
という疑問を抱えていましたが、その問いへの最適解のアルバムの一つだとも思っています。
■04 Limited Sazabys「SOIL」
メロディック・パンクって苦手なジャンルなんですけど、フォーリミは割と嫌いじゃない…くらいの距離感でアルバム未聴だったのですが、先行曲が結構中毒になったので聴いてみたら超キャッチーで良かった。agehaspringsと関係を持つようになったあとのYUKIのシングル曲聴いているみたいな気分になる。
以上でした。あとB'zのベストとGARNET CROWの1st、00年代の国産エモーショナル・ハードコアを好んで聴いていました。