TOMOE2019@名古屋BOTTOM LINE
People In The Box、THE NOVEMBERS、tacicaの3バンドによる共同企画「TOMOE2019」を観に行ってきました。前回は2011年に行われたらしいですよ、思えば遠くへきたもんだ。
開場後、今回のツアーのBGMは各地ごとに3バンドのメンバーがそれぞれ選曲しているのですが、METSやLittle Creaturesが流れる中で一番耳に残ったのはEnyaでしたね。一気に気になる存在になってきた。
💥💥『TOMOE 2019』BGM💥💥
— TOMOE 2019 (@TOMOE2019) 2019年6月9日
6/9(日) 名古屋THE BOTTOM LINE のBGMはこちら👇 pic.twitter.com/AJEElmVISc
一番手はTHE NOVEMBERS。「TOKYO」のイントロのシンセが鳴る中で登場。そのまま流れるようにアルバム「ANGELS」中心のセットリスト。基本的には前回のワンマンを縮めた形になるんですが、その分、瞬発力出してきてワンマンで観たときと同じくらいの満足感がありました。自分が会場がクアトロよりボトムラインのほうが好みで、前回観たのが仕事帰りで疲れていたこともあると思いますが…。
この前のワンマンツアーで演奏しなかった曲は「dysphoria」と「Cradle」ですが、「dysphoria」は好きな曲でうれしかったんですが、音源より何倍も暴れまわっていてすごかったですねえ。
二番手はPeople In The Box。ダイゴマンのMCで触れてましたが、2019年はこのTOMOEツアーでようやく始動。初っ端「海はセメント」でいきなりディープな時間へ。そして新曲をやりました、2曲!両方ともピープル印の居心地悪いミディアムポップなんですが、2曲ともピアノが印象的でしたね。新曲の他にも「世界陸上」を演っていたし、次はピアノを生かした曲中心になるんですかね…。あと「海はセメント」の始まり方がドラムソロだったんですが、ちょっとだけラルクの「forbidden lover」思い出しました。
トリはtacica。まず音がよかった。大雑把に括ればバンプ以降のギターロックなんですが、力強い音を鳴らしていて心地よかったですね。Vo.猪狩氏がニール・ヤングのTシャツ着ているのも好感度上がった。
実はtacicaって今までけっこう苦手なバンドで、「parallel park」が出た時期に知ったんですが、ポストBUMP OF CHICKENとやたら推されていて、でもバンプほどではないしそんな引っかからないなあと思い、それで終わっていたバンドだったんです。そこから幾千の時が過ぎ今回のTOMOEに出るということで最新作「panta rhei」を聴いてみたら骨太な音鳴らしていて「あれ?いいじゃん、力強い」と思ったんですよね。今回のライブは最新作聴いた時の延長線上にある力強さが生々しくあふれだしていた。とにかくよかった。1曲目のイエローイエロー歌ってる曲が割と変なメロディで気に入りました。(そのまま「YELLOW」という曲名らしい)
最初ノベンバが終わったときこれ後の2バンド喰われてないか正直心配だったけど、終わってしまえば3バンドとも方向性バラバラで、ファンも(体感的にですが)均等に分かれていて面白かったです。月並みな感想ですが。