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My Little Lover「re:evergreen」


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My Liitle Loverの20周年記念アルバム「re:evergreen」

まず前提として今まで自分はマイラバはベストアルバムでしか聴いたことがなかった人で、今回のアルバム「re:evergreen」の元(?)である1stアルバム「evergreen」について思い入れのない人間であることを最初に記しておきます。

 



1stアルバムである「evergreen」に応える形としての20周年記念アルバムで、このご時世、今更re:と付けるあたりが最先端気取るおっさんくさい。というかコバタケくさい。故に周回遅れのデジロックみたいなのになったらいやだなあと思ってたら、それはYEN TOWN BANDの新曲だった(いい曲ですよ!) 。そしてこちらはというと、構想に3年かけたというのも納得の、生演奏による“極上のポップアルバム”でした。

1曲目「winter songが聴こえる」がナイアガラオマージュでまさかの不意打ちスタートで驚きつつ、2曲目からは従来のマイラバのイメージそのままの軽快でトレンディなポップ。ただ隙がない。akkoの声もユーミン原由子のニューミュージック系譜の雲がかかった声で相変わらず素敵(何がサジェスト候補で下手だぶっとばすぞ)。ただ「Man & Woman」、「Hello,Again~昔からある場所~」ほどのキャッチーさはないのだけれど、それでも一つの完成形といえる出来。ただ卑怯にもコバタケの書いた今回収録曲に共通している歌詞のモチーフが終わった恋の回想で、そこを勘ぐってしまう下世話さはあるけれど。

そもそも事の経緯は20周年記念ということで気合が入って、コバタケが“極上のポップアルバム”を作りたいというのが動機で、極端なことをいえば「evergreen」の続編というのは結果論でしかない。だから久々に「evergreen」を聴いたら、そんなに響かなかったとしても、このアルバムは響く。何故なら今作では「evergreen」の打ち込み部分を生演奏に変えた「evergreen+」もカップリングしているのですが、自分は断然「re:evergreen」の方が響いたから。