最近気になった曲 10月半ば
花粉症がひどい。
■Chairlift「Ch-Ching」
キャロラインのソロを挟んで、久々のChairliftの新曲。
とりあえず「ゼルダの伝説 時のオカリナ」に出てくる女盗賊にクリソツなキャロラインがダンスする映像の美しさに思わずウットリしましょう。曲は曲でアフリカンテイストのファンクで、でもファンクとはいえ安易な流行に乗った風に聴こえないのは、えらいビルボードチャート上位に食い込みそうなメジャー感とところどころのストレンジな音使いで、つまりは来年1月に出るニューアルバム「Moth」まで待てないよ!ってことだけ。
■PELICAN FANCLUB「Dali(Avec Avec Remix)」
Sugar's Campaignの片割れ、トラックメイカーのAvec Avecによる「Dali」のリミックス
全編ボーカルのピッチが上げられ「ロボ声」に。それがかなり作用していて、一見、ユーモラスに聴こえても、その無機質さが原曲の持っていた悲しみをよりメランコリックに響かせる。悲痛な夢見心地。
リミックスをしてもらうことで「PELICAN FANCLUB」というアルバムの解釈の幅がかなり広がりました。Avec Avec氏が「PELICAN FANCLUB」というアルバムの解釈を「Dali」に落とし込むことでパラレルワールドが生まれたと思ってます。作品を軸に一貫しています。とにかく何 も考えず聴いてみて下さい。
これは今回のリミックスに関してのPELICAN FANCLUBのエンドウ氏の発言なのですが、こう鼻で笑われそうなくらいバンドマンな発言に思わずグッときてしまう。
■ROTH BART BARON「bIg HOPe」
2ndアルバム「ATOM」からのリードトラック。
イントロのバイオリンの響きからして感涙なロックバラッド。思わず2015年のBitter Sweet Symphonyだなんて頭の悪いフレーズを口にしてしまう。30回連続で聴いてる。それでいて大味なだけのバラッドにならないのは、そのスケール感に引けを取らないメロディの美しさ、アレンジの巧妙さがあるからなんでしょう。
細美武士やホリエアツシが本当に作りたいのはこういう曲じゃないのだろうか、と邪推。