Shimokitazawa Indie Fanclub 2015 1日目

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初めての下北沢。深夜バス諸々の時間読みをミスって、早く着きすぎてどのお店も空いてないのに、色んなところを散策していたら、しょっぱなのうみのてからすでに疲労困憊していた俺のShimokitazawa Indie Fanclub体験談。



 
■うみのて@FEVER

ベストとはいえないコンディションで臨んだうみのて。
この日の前日に、今年限りでうみのてが“完結”するというニュースが流れてきたものだから、目に焼き付けようと思ったんですが、すごかったです。頭の中がぐちゃぐちゃになってしまった。頭の中をぐちゃぐちゃにしてしまうような轟音。その中でも笹口氏の叫びは澄んで聴こえる(今更ながら笹口氏の声はグロく澄んでいて唯一無二だよなあ)。“完結”のことに触れないまま最後まで駆け抜けていくのも、らしくて良かった。そしてラストの「東京駅」は音源とは違う演説的?なボーカル含め痺れた。疲れながらも踊った。


FEVERだけ他の会場から一駅遠いため、移動がしんどい…。


■柴田聡子@GARDEN

嫁入りランド、D.A.Nと迷ったけれど、ディスクユニオンでかかってたという理由でこちらに。今までどんな曲を歌ってきたかはわからないけれど!
新譜では山本精一プロデュースでバンドサウンドということですが、この日は弾き語りスタイル。
毒の入った情景描写な歌詞ですが、発音がはっきりしているのでスッと耳に入ってくる。人口密度の高い空間でしたが、とにかく心地よかった。無常と慈愛。


そして自分の疲れを無視して、再びFEVERへ。


■吉田ヨウヘイgroup@FEVER

リハの時点で爆音でギターノイズが聴こえて(曲が「ドレスはオレンジ」!!!)、尋常ならざる気配を感じていたのですが、「Music,you all」から始まって最後の「コンティニュー」まですべて良かった。結成のきっかけになったダーティー・プロジェクターズ譲りのアンサンブルが昇天モノ。なんかポストロックやポストクラシカルを漁ってみようかなという気分になった。
それとサポートメンバー含む女性陣が演奏している時が一番かわいくてよかった。追っかけしたくなるレベル。


ここらでさすがに限界だったので電車で下北沢まで向かって、遅めのランチ。
アボガドが乗ったハンバーグシチューみたいなのを食べた。
ディスクユニオン麓健一「あるいはその夏は」、HABIBIというバンドのアルバムを買った。
でもってcar10を見逃した。


■ELMER@ERA

ex-昆虫キッズの高橋氏による初お披露目ライブ。

どんな音楽か書き記すつもりだったけど、まだ頭の中はフワフワしている。
昆虫キッズとの大きな差は都会的に洗練されていることと高橋氏がフロントマンしていること。逆説的に昆虫キッズがいなくなったことを実感したステージだった。
ラストの犬や猫が都会を怖がるロックバラッドが良かった。

■Taiko Super Kicks@ERA

締めは自主製作の「霊感」がP-VINEから再発されることでも話題になってきているTaiko Super Kicks(最も東京じゃ、もう入場規制になるレベル)
「Popular Songs」しか聴いたことないけれどYo La Tengoっぽいのかな。ゆったりで、まったりで。正しくインディーしている。書くことに困るタイプの良さ。良心。


そのあとは中華そば食べて、カプセルホテルで夢も見ないで、眠りました。


1日目ベストアクトは吉田ヨウヘイgroupでしょうか。
久々に遠征しましたが、やっぱこう趣味で疲れるのって良いですね。
ちなみに2日目は参加せず、観光の時間に。新宿のタワレコで仙台貨物を見ました。