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A Sunny Day in Glasgow「Planning Weed Like It’s Acid / Life is Loss」

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フィラルデアからシドニーに引越ししたバンドの、自分の2014年ベストアルバムで1位に選出した「Sea When Absent」以来のダブルEP。

ダブルEPということで「Planning Weed Like It’s Acid/Life is Loss」という名前なのでしょうが、自分が情報弱者なのかどこまでが「Planning Weed Like It’s Acid」で、どこからが「Life is Loss」なのかわかりませんでした。そもそも最初から1枚に収められているのにダブルEPって何だ。
 
そしてタイトルには「Pop Songs 2015」というワードが添えられていて、おそらく彼・彼女らが2015年のポップとはなんぞやという研究成果が今回のダブルEP。

「Sea When Absent」は「Since I Left You」のサンプリングセンスにも似た、レイヤーが幾重にも重なる立体シューゲイザー・ゴスペルで、その精巧さにほれぼれしたものですが、今回のEPの曲群はもっとエクストリームな方向に花開いています。突如アフロビートに突入する「I Can't Live Without Your Love」と、この記事の頭にある雑コラみたいなアーティスト写真に顕著だと思うのですが、彼・彼女らが今作で「Pop Songs 2015」というワードが使って焦点を当てたのは精巧さではなく猥雑さで、規則から外れた時の快感を追求している。下手すれば、それは大味の、見せかけなだけに陥る可能性があると思うのですが、流石というか、ビックリするくらいにギリギリのところで造形を保っていて、クオリティーは「Sea When Absent」に引けはとらない。ただアルバムとしての流れはあってないようなカオス。あ、でもこれアルバムじゃなくて2つのEPだった!