最近聴いてる夏っぽいの その2

■Second Sun「Hopp/Förtvivlan」



ハードロック好きのクソガキがリスペクトなしでTame Impalaを演奏したみたいな、聴いてて頭悪くなりそうな投げ銭のアルバム。第2の太陽というバンド名もバッド・フィーリング。荘厳さや冷徹さ、浮遊感以外で宇宙を感じさせたりする、こういうのもあるよ。カレー屋で聴きたさもある。
ちなみにBig Loveのサイトで知りました。



■Winter「Supreme Blue Dream」



「Summer Babe(Winter Ver.)」みたいなノリのバンド名とアルバム名。でもってジャケはRide「Nowhere」とNirvanaNevermind」とあの夏の、「その手を掴もうとしたら離れていくヒロイン」のミックスという…。
結果的にサウンドは「その手を掴もうとしたら離れていくヒロイン」がシューゲイザー、ドリームポップ、ネオアコという、いかにもな音楽ジャンルを使って、ソーダ水のような夏と居心地の良い空間を演出する、聴いてて腑抜けになりそうな、かつて投げ銭だったと噂のアルバム。

ポップに求められるのは、昨日まで当たり前と思っていた常識や思い込みが一瞬にして無に帰してしまう容赦ない問いかけや告発であり、心地よい安心の底がいきなり抜け落ちて、奈落に突き落とされてしまう衝撃であり、それまで後生大事に大切にしてきたものすべてを捨て去ってしまって構わない、そう思わせてしまう興奮だ。

 と書いた直後のタナソーに聴かせて怒りを買いたい、そんな居心地の良すぎる1枚。




■chay「ハートクチュール」


テラハのまいまいによる待望のファーストアルバム。ギター女子という括りの中にもいますが、クレジット見たら1曲もギター弾いてなかったです。それはさておき、アルバムは無地のJ-POPとノームコアでモータウンな曲が半々といった印象。agehasprings周辺が絡んでるらしく、好みは別として楽曲のクオリティーは高いです。そして自分としては「恋はスペシャル」や「Weekend!」といったノームコアでモータウンな曲ばかり聴いてしまう。特に「あなたに恋をしてみました」ばかり。というかそもそも「あなたに恋をしてみました」目当てで借りたんですが。これだけでご飯3杯はいける。ストリングスと「アッハア」ってコーラスの部分が好きです。