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syrup16g「Kranke」

小文字のsになって復帰した「Hurt」以来のシロップの新作ep「Kranke」

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ジャケが悪い意味でかっこいい。

 



epと同名のツアーのために現在のバンドのモードでとりあえず曲書いて、収録しとくか以上のものを感じない。飾りっ気なしで素っ気ない。シロップは出す作品ひとつひとつに特色があったけれど、今回は特にそういったものがない。「さざなみCD」以降のスピッツが何出してもスピッツ印のポップって感覚にも似た、今回の収録曲。結局は「諦めの悪い青春を迷う」ということなのかも?

ここで露わになるのは五十嵐のソングライティング力の高さ、というかクリシェに倣って言うならば「最近のJ-POPのような、あからさまなサビだから盛り上がろうみたいな見せかけがない」メロディの美しさ。そして「Hurt」では物足りなかった歌詞のパンチ力が復活していて、

「掌握 暴発 混乱/終末だそうだ 実際世界中がそう言う/病名は無いが 患者」
「絶望的なまでに/じぶん好きじゃないから/こんな感じになるのも/致し方ないかと」
「全能感の耐久性/とっくの昔に限界だったけれど/無理をしている」

あたりが自分は特に好き。

前述のとおり、特筆するところがなく、「シロップ才能あるなー、いい曲書くなー」以上の感想が浮かばない。ファンなら納得の出来というやつ。最近、夜とかちょっとずつ夏の匂いしない?