最近気になった曲たち

The Horrors「I See You」

前作「Skying」は各メディアの絶賛も納得のクオリティ高いものの、あまりノれな かったので次作でもっと遠い存在になってしまったらどうしようかと思ってましたが、来たるべき5月にリリースされるニューアルバム「Luminous」からの先行曲は品がありながら陶酔できるダンスミュージックで俄然、アルバムへの期待が高まります。




■SOHN「Artifice」

4月に「Toremors」を4ADからリリースするロンドンのプロデューサー兼シンガー。
今まで公開された曲よりも音数が増えたためかメジャー感が出て来た。Lordeをもっとエレクトロさせたような。これはかっこいい。




でんぱ組.inc「サクラあっぱれーしょん」

Wiennersの玉屋2060%氏と組んだ時のでんぱが好きなのですが、これは特に傑作で目まぐるしく情報量の多い曲が苦手な自分でもすんなりと聴ける。何より今まででんぱが苦手だった理由の批評的すぎる部分(渋谷系だったりアイドルの苦労を歌ったり)が消えて、要は垢抜けたって事なんでしょうが、とりあえず可愛いのは相変わらずで眼福でごちそうさまです。




KANA-BOON「結晶星」

「全くもって曲のどこがいいか分からないものの、楽曲へ取り組む姿勢は好きなバンド」が今までの彼らへの認識だったんですが、この新曲はイントロのタイトなドラムから惹きつけられ、バラバラになったピースがまとまり、一体となってジュブナイルなギターロックを鳴らしています。歌詞も「君がしたいならそうすりゃいいじゃん/やめたいならやめればいいじゃん/学校だって戦争だって退屈な日々の繰り返しなんて/ああ、もういいかい?もういいよ」と大人が望む理想の反抗的な若者のイメージは拭えないものの語感の良さを含めて会心の出来だと思う。線の細いボーカルが嫌いな人以外で、なんとなく今まで彼らをハイプだと切り捨てていた人の支持も得そう。おみそれいたしました。