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うわさのやつら

岩本ナオ町でうわさの天狗の子

やっと最新刊である11巻まで揃えた。この物語は、天狗と人間のハーフである秋姫が田舎町・緑峰町で恋や自分の持つ未知の力に振り回されるラブコメで、自分みたいなSFラブコメが好きな人間には設定からして堪らないのです。だいたい4巻ごとに買い進めたのですが、巻数を増すごとに手に汗握る展開になって目が離せないのですよ。あの黒いコマの与える緊張感は何だ。
キャラも魅力的だ。自分はミドリちゃんと五郎坊が好きです。特にミドリちゃんは近年ではネタでしか見かけなくなった「メガネ外すと美人」という正統派(?)なのです。あと瞬くんにちょっかいかけられてばかりの山田くんもいい。SAY YES
来年1月に最終巻が出るみたいですが、どんな結末でどんなカタルシスが待っているのか考えると正座にならずにはいられないです。

土井玄臣「歌にはそれが残る」

6月に発売した「The Illuminated Nightingale」特典CDなのですが、なぜ今のタイミングかというと何処かに失くして最近見つかったからです。
表題曲「歌にはそれが残る」は「現実が分からなくなった向かいのビルのガードマン」、「頭のタガが外れた元数学者」、「小石を投げられる女」とCINRA.NETのインタビューで語っていたような“敗残者”を歌によってスポットライトを当てる事での救済(とそこから零れる諦め)を直接的に歌っている。この1曲でかなり土井玄臣氏のコアが出ているような気もするし、これはアルバム入れられないな。その他、収録されているカファール(弾き語り)、ダークナイト(piano ver.)も美しい出来で押し潰されそうです。

■POP-OFFICE「PORTRAITS IN SEA」

ライブで観て以来、ずっと待っていたPOP-OFFICEの1stアルバムです。
とはいえ長らく観ていなかったので、日本語で歌っていて驚いた。日本語で歌うとラルクっぽい。それはさておき、このアルバムの魅力は多彩なギターワークと思います。シューゲイザーと呼ばれることも多いバンドだけど、1曲目「Something Black」は切り刻むようなギターで始まったと思いきやキュアーのようにディレイがかったギターへ。と思ったら轟音ポストロックなギターへなだれ込む。ベタながら万華鏡という比喩を用いりたくなった。他にもちょっと懐かしいダンスビートだったり、ヤマタツライクなカッティングなど様々な音楽の影響を感じつつもスノッブな印象はそこまでなく血肉化している。むしろ青臭い、それこそ初期ART-SCHOOLのような。